マインクラフトでお城を作るとき、あなたはどんなお城を作りますか?
僕が作っているのはこんな感じの和風のお城です。
和風のお城のシンボルといえば天高くそびえ立つ天守閣ですよね。
まさに和風の城には欠かせない象徴的な建物です。
けれども、天守閣だけポツンと建ててもなんだか寂しい感じがしますよね。
それもそのはず、和風の城は本来は天守閣だけではないからです。
本来は天守の周りをとりまく石垣、堀、櫓・・・そういったものをすべて含めて「城」というのです。
では、本格的な和風の城を作るにはどんな感じにすればいいのでしょうか。
ここでは、マインクラフトで和風の城を作るためのコツをご紹介していこうと思います。
和風の城は「堀と石垣」を重視しよう
日本の城の特徴は、なんといっても堀と石垣です。
石垣はできるだけジグザクに折れ曲がった形にするようにすれば、とてもお城らしい見た目になります。
堀は幅の狭い堀をつくるよりも、思い切って太く作りましょう。
敵の侵入を阻むためのものですから、堀は太く、石垣は高く積み上げるとお城らしくなります。
堀と石垣の形は平面図を参考にしよう
堀と石垣の形をデザインするときは、実際のお城の平面図を見るのが良いと思います。
といっても、現在残っているお城は都市開発のために壊されているものがほとんどなので、昔の平面図を見るのがいいですね。
ちなみに、お城の平面図のことを「縄張り図」といいます。
Googleで「○○城 縄張り」というキーワードで画像検索してみましょう。○○の部分には見たいお城の名前を入れるようにしてください。
すると、実際のお城の昔の平面図を見ることができますので、これを参考にするといい感じの城郭を作ることができますよ。
和風の城の門には「枡形」がある
枡形とは、城門の前に設けられた四角形の広場のことです。
実際のお城に行くとわかりますが、門の前は広場になっていることが多いです。
実は、この広場は城門の防御のために欠かせないもので、門を破るために攻めてきた敵をこの広場に誘い込み、四方から弓や鉄砲で十字砲火を浴びせるというものなんです。
ですので広場は石垣で囲まれていて、その上には鉄砲や弓を撃つための穴が空いた城壁がそびえ立っています。
枡形を上からみたところ
枡形を上から見るとこんな感じです。石垣と城壁でガッチリと防御されているのがよくわかると思います。
マインクラフトで和風の城を作るときは、この「枡形」を作るだけでグッとお城らしいお城ができあがるはずです。
和風の城には「馬出し」を作ろう
馬出しとは城門の外に設けられた陣地です。
このように、城門から一歩外側に堀と石垣で守られた陣地があります。
こうすることで城門を突破されにくくすると同時に、城外にいる敵に対して反撃するための拠点にもなるものです。
ちなみに、大河ドラマでも有名な真田丸は、大坂城の一番外側に設けられた「馬出し」なんですよね。
馬出しの防御力はとても高く、大阪冬の陣では真田丸に攻撃を仕掛けた徳川軍が手痛い反撃を受けて攻めるのを諦めているほどです。
大きめの馬出しを作るのも良い
馬出しの規模もいろいろあります。さっきのように小さな馬出しもあれば、このように大型の馬出しもあります。
大きな馬出しには、立派な櫓を建てることもできますし、馬出しの中に屋敷を建ててもよいでしょう。
和風の城には「御殿」を建てよう!
和風の城に欠かせないものの一つが「御殿」です。
御殿とは城主やその家族が住むための屋敷で、昔は多くのお城に御殿が設けられていました。
現在は二条城や名古屋城など一部のお城でしか見ることができませんが、実はお城の敷地の大部分を締めていたのが、この「御殿」なのです。
御殿をマインクラフトで作るときは、まず何棟もの屋敷を作って、それぞれを廊下で連結するように作るのがコツです。
御殿には庭園が必要です
建物だけでなく庭園にもこだわりましょう。
城主やその家族が住まう建物ですから、壮麗な庭園がふさわしいですね。
池を作ったり、庭石を置いたり、灯籠や木を置いたりして魅力的な庭園を作ってみましょう。
豪華絢爛な大広間を作ろう
内部もこだわりましょう。御殿は外からみると屋敷なので外見ではこだわれる場所は少ないです。
その分、内装にこだわるのがいいでしょう。
僕の場合は竹MODを入れたり、襖や欄間に自作のテクスチャを入れたりしていますが、バニラでも彩色テラコッタなどを使って欄間の彫物を表現することができます。
御殿の中には茶室も作ろう
また、華麗な大広間とは打って変わって、このような侘び寂びの茶室を作るのもいいですね。
茶室は狭く、薄暗い空間にして、植木鉢を茶碗代わりに置いておけば雰囲気が出ますよ。
和風の城には「櫓」をたくさん建てよう!
日本の城には沢山の「櫓」がいくつも建てられていました。
とくに熊本城には70基を超える櫓が立ち並んでいたと言われています。
櫓は、城の要所を守るための施設で、中に兵士が潜んで城の外にいる敵に向かって弓や鉄砲を撃つための建物です。
そのため、二階建てや三階建てになっていることも多く、城門の付近や城の角の部分などとくに重要な部分に建てられました。
基本は二階建ての櫓
マインクラフトで櫓を作るときのコツは、このように二階建てのものをいくつも建てることです。
建てる場所はどこでもいいですが、角の部分に建てるのがよいですね。
また、あまり密集させず、櫓同士をある程度離して建てるのもポイントです。
色んな形の櫓を作ろう
また、櫓は同じデザインのものばかりを建てるのではなく、いろいろな形のものを建てるとお城全体が魅力的なものになります。
たとえばこのように、一階部分を長屋型にするのもいいですね。
この画像の場合は長屋型の一階部分に二階建ての櫓を乗せたような形になっています。
長屋型の「多門櫓」
他にもこのような感じで、長屋型の櫓を城壁のように並べるパターンもありますね。
こうした長屋型の櫓を「多門櫓」といい、二階建ての多門櫓が建てられるケースもありました。
和風のお城には立派な「天守」を建てよう!
やはり、なんだかんだ言っても「天守」はお城のシンボルです。
特に力を入れて、こだわって天守を建てると、お城全体がカッコよくなりますので気合を入れて作りましょう。
天守は威圧感を持たせよう
天守は権力の象徴ですので、このように威圧的に作ることが大切です。
高く積み上げた石垣の上に、見上げるような高さの天守を建てて、見るものを圧倒しましょう。
天守に黄金の装飾を施してみよう
これは好みが分かれるところだと思いますが、金で華美な装飾を施すのも良いと思います。
お城といえば真っ白な漆喰のお城をイメージする方が多いと思いますが、戦国時代まっただ中に建てられた天守は黒壁で金の装飾がされたものが多かったのです。
とくに織田信長の「安土城」や豊臣秀吉の「大坂城」「伏見城」などは金箔瓦で豪華に飾り付けられていたと言われ、彼らの圧倒的な権力と武力を見せつけるためのものでした。
マインクラフトにはちょうど「金ブロック」がありますので、これを使って天守を華麗に飾り付けてみましょう!
マインクラフトで和風の城を作ろう!
いかがでしたでしょうか。マインクラフトで和風の城を作るには、やっぱり実際のお城を参考にするのが一番いいということですね。
ただ、やっぱりマインクラフトですので、あなたの想像力を活かして独創的な建物を城内に散りばめるのも良いと思います。
最後に今回の話をまとめますと、和風のお城を作るときに大切なのは次のような感じです。
- 堀と石垣を作る
- 城門に枡形をつくる
- 馬出しを作る
- 櫓をたくさん建てる
- 御殿を建てる
- 立派な天守を建てる
これらが揃っていれば、かなり立派なお城が作れると思います。
ぜひ、マインクラフトで本格的な和風のお城を作ってみてください!
ちなみに、僕のYoutubeチャンネルでは、この記事で紹介したお城を作る様子を動画で紹介しています。
ぜひこちらも参考にしてみてください。
コメント
ゲンゲンさんの和風の城の天守は、「望楼型複合式」といったところでしょうか?
そんな感じですね。基本的には望楼型天守の特徴を取り入れています✨
ゲンゲンさんの和風の城の曲輪の構えは、以下のうちどれですか?
・連郭式
・梯郭式
・輪郭式
・円郭式
僕の城は梯郭式平城ですね。さらにその外側に城下町がひろがっている感じです。