リアルタイムに画面を見ながらCSSを編集できる最強のエディタ

Webデザインをするときに欠かせないCSSですが、あなたはCSSを書く時にどんなエディターを使っていますか?

僕は以前、CSSを書く時にVisual Studio Codeを使っていました。
もちろんPythonを書くときもHTMLを書くときも、SQLを書くときもすべてこれです。

けれど、CSSに関しては今はもうVSCodeを使わなくなりました。
もっといいエディタが見つかったからです。

最強のCSSエディタとは

VSCodeより使いやすい最強のCSSエディタ、それは「Firefox Developer Edition」です。
Firefoxという名前でもうお分かりかと思いますが、これはCSSエディタではなくてブラウザです。

しかしこのブラウザ、エディタではないとはいえ搭載されている開発者ツールが強力で、とても使いやすいのです。

では、試しにGoogleを開いて、CSSをいじってみましょう。

これは、Googleを普通に開いて開発者ツールを起動したところです。

試しにこのGoogleの背景色をダークグレーに変えてみましょう。

こんな感じで、開発者ツールの「スタイルエディター」内で直接CSSを打ち込みます。
新しくCSSを追加するだけでなく、すでにあるコードも編集できます。

左のリストは、現在読み込まれているCSSファイルの一覧で、ここから編集したいファイルを選ぶこともできます。

今回はGoogleのサイトの背景色をダークグレーにしたいので、このコードを追加しました。

body {
    background: #565656;
}

すると、こんな感じに。

リアルタイムにブラウザ上で反映されます。
ローカルにCSSファイルがある場合は、このままctrl+SでCSSファイルを上書き保存することもできて便利。

しかもCSSコードの入力補助機能まであって、途中まで入力すればいくつも候補を表示してくれます。
ブラウザの開発者ツールというよりも、まさにCSSエディタと言ってもいいくらいの仕様。いたれりつくせりです。

そして、もうひとつ、Firefox Developer Editionには超便利な機能があります。

地味に役立つカラーピッカー

Firefox Developer Editionの便利機能、それはカラーピッカーです。

開発者ツールのインスペクターを開いてみると、このようなスポイトのアイコンがあります。
これをクリックするとカラーピッカーを使うことができます。

このカラーピッカーはサイト上の色を拾ってくることができる機能で、ワンクリックで目的の場所のカラーコードをクリップボードにコピーします。
あとは拾ったカラーコードをそのまま貼り付けることもできるというわけですね。

上の画像では、Googleのロゴから黄色をピックアップしているところです。

特筆すべきは、このカラーピッカーはサイト上の画像のカラーコードも拾ってくることができるというところです。
たとえばロゴのある部分の色のカラーコードが知りたいとき、普通は画像編集ソフトなどで一度画像を開く必要がありますよね。

ところが、このカラーピッカーはサイト上の画像の色もピックアップできるので、非常に便利です。
これがあれば、たとえば他サイトに気に入った色があって、それを使いたいときもラクラクに持ってこられる、というわけですね。

いかがでしたでしょうか。
CSSコーディングをする上ではなかなか便利なツールなのでぜひ一度体験してみてください。