何からはじめる?プログラミング初心者が最初の1行目を打ち込むまで

2020年から義務教育での必修化も決まって、にわかに盛り上がっている「プログラミング」。
この記事を見ているあなたも、きっとプログラミングに興味を持っているはず。

プログラミングをはじめてみようかな・・・とは思っているものの、何から手をつけてよいのかわからないのではないでしょうか。
そもそも、プログラミングと一口に言っても様々な言語があり、どれを選んでよいのかわかりませんよね。

C言語、JAVA、Ruby、PHP・・・本当にいろいろあって、素人には正直何がどう違うのかわからないのではないでしょうか。

そこで僕は、数あるプログラミング言語のなかでも「Python」をオススメしたいとおもいます。

なぜなら、数あるプログラミング言語の中でもPythonは、比較的シンプルで覚えやすく、しかも最近話題になっているAIや機械学習とも相性がいいことで急速に人気が高まっています。
それだけでなく、Web開発からゲームプログラミング、さらにはIoTまで幅広く利用できることも大きな魅力です。

とくにAIやIoTは今後も爆発的に需要が高まることが予測されており、ますますPython技術者が重宝されることになるでしょう。

さらに、最近のPython人気が急激に上昇していることから、Python関連の日本語書籍も増え、今では書店のプログラミング書コーナーで一番スペースを占有しているのがPythonです。
ネットでもPythonの情報は劇的に増え、学習する上でなにか問題が起こったときも多くの情報を得ることができるので、問題を解決しやすい環境が整っています。

そこで、この記事では、Pythonでプログラミングの勉強をしてみたい!という方のためにPythonを初めてのプログラムを打ち込むまでの方法をご紹介いたします。

Pythonの開発環境をつくろう!

プログラミングを始めるときにまずやるべきことは「開発環境」を構築することです。
開発環境とは、そのプログラミング言語をあなたのPCで使える状態にすることだと思ってください。

それでは、Pythonの開発環境の構築方法を見ていきましょう!

Pythonをダウンロードしよう

まずはPythonの公式サイトに行って、Pythonをダウンロードします。
>>Pythonの公式サイトはこちら

公式サイトは英語のサイトですが、やることは簡単なのでご安心を。
まずは「Download」というところにマウスを持っていきます。

次にこのボタンをクリックします。
この画像では「Python 3.7.2」となっていますが、新しいPythonがリリースされると、この数字は変わります。

これでPythonのダウンロードが開始されます。
ダウンロードが完了したら、次はPythonをあなたのPCにインストールしましょう。

Pythonをインストールしよう!

Pythonのインストール方法はいたって簡単です。
他のソフトと何ら変わりありません。

まずは、ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
すると、このような画面になるので「実行」をクリックしましょう。

警告画面で「はい」をクリックしたあと、このような画面になります。
ここでは「Install Now」をクリックしましょう。

すると、このような画面になるのでしばらく待ちます。

このような画面が表示されるとインストール完了です!

これでPythonの開発環境ができました!拍子抜けするくらい簡単ですよね。
それでは、いよいよ実際にPythonで最初の1行目のプログラムを打ち込んでみましょう!

Pythonを使ってみよう!

Pythonを使うためには、まずコマンドプロンプトを起動します。
コマンドプロンプトとは、プログラミングでよく見る、あの「黒い画面」のことです。

プログラミングをやったことがない人にとっては、なにやら怪しげな画面で、意味がよくわからないので敬遠されがちですが、プログラミングはこの黒い画面を見ながら作業することがほとんどです。
なので、この機会にぜひ一度触れてみましょう。

まずはWindowsのスタートメニューから「Windowsシステムツール」という項目を探し、その中にある「コマンドプロンプト」をクリックすると黒い画面が立ち上がります。

出ましたね・・・「黒い画面」
とっつきにくいかもしれませんが、慣れると意外に使いやすいですよ。

この黒い画面が表示されたら、このように「python」と打ち込んで、エンターキーを押しましょう。

すると、このような表示に変わります。
「>>>」のあとにカーソルが点滅していたらPythonの起動は成功です!

Pythonで最初のプログラムを打ってみよう!

Pythonを起動できたあなた、ここからあなたのプログラミング・ライフがスタートしました!
それでは最初に、定番の「Hellow world!」を表示するプログラムを打ち込んでみましょう!

Hellow worldは、プログラミングをはじめるときに最初に表示させるメッセージとして広くしられているフレーズです。
1978年に刊行されたC言語の参考書に書かれていたのが起源だと言われていて、現在もプログラマーが最初に打ち込むプログラムとして親しまれているフレーズです。

Pythonで「Hellow world!」を表示させるには1行だけでいいのですが、ここではあえてプログラミングに欠かせない、”変数”という機能を使って2行のプログラムを書いてみましょう!

このように「>>>」のあとに「text = “Hellow world!”」と打ち込んでエンターキーを押します。
こうすることで、「text」という変数の中に「Hellow world!」というメッセージが格納されます。
そして、初めてプログラミングをするという方は、この「text = “Hellow world!”」が記念すべき、あなたの人生初のコードになります!

さて、今のコードはどんな意味でしょうか。
イメージとしては、「text」と書かれたダンボール箱の中に「Hellow world」と書かれた紙を入れたような感じです。
説明の意味がよくわからないかもしれませんが、とりあえず今は「変数というものがある」ということだけ、頭の片隅に置いておいてください。

次に、さきほど作った「Hellow world!」のメッセージを表示させるプログラムを打ち込みます。
「>>>」のあとに、「print(text)」と打ち込んでエンターキーを押してください。

「print」はpythonに標準で搭載されている機能で、文字や数字を表示するための機能です。
この場合は、「変数”text”の中身を表示せよ」という意味になります。

さて、エンターキーを押すとどうなるでしょうか?
このように「Hellow world!」が表示されるはずです。

さて、無事にHellow world!を表示できたでしょうか。
もしも、あなたが生まれて始めてプログラミング言語に触れた方であれば、今日この瞬間にあなたもプログラマーとしての第一歩を踏み出したことになります。

プログラミングでできることは、コンピュータでできること全てだと言っても過言ではありません。
それくらい、奥が深くて楽しい。
知れば知るほど、多くのことができるようになります。

それでは、今日はこのあたりで。
楽しいプログラミング・ライフを!