プログラミング初心者が買うべき本の特徴とその書籍で学べる内容

「Pythonを勉強してプログラミングを身につけたいけど、初心者が買うのはどんな本がいいの?」

今回の記事ではこの疑問にお応えしつつ、僕のオススメの入門書籍を3つご紹介します。
その前に前置きですが、オススメの本をチョイスするにあたって、これからプログラミングを始める人にはどんな本が良いのかを箇条書きにしてみました。

  • 何かを作りながら学べる構成であること
  • 特定の言語ではなく、プログラミングの本質を学べること
  • 基礎的な概念が網羅されていること
  • 説明がわかりやすく、専門用語が少ないこと
  • 逆引き辞書のような構成になっていないこと

この5つのポイントを押さえていることが、プログラミング初心者が挫折しにくい書籍の特徴です。
とくに最初に挙げた「何かを作りながら学べる構成になっていること」というのは重要で、逆に辞書のような構成になっているものは、ほとんど役にたたないので選ぶべきではありません。

それでは、以上を踏まえてオススメのプログラミング初心者向けの本を3つ、ご紹介しましょう。

確かな力が身につくPython「超」入門


確かな力が身につくPython「超」入門

僕が最初に買ったプログラミングの本がこの本です。
この本は、Pythonをパソコンに導入するところから、簡単なアプリを作るところまでを網羅しており、基礎的なPythonプログラミングを身につけることができます。

僕はこの本を買ったとき、ネットでは内容がわからないため、大阪にあるジュンク堂&マルゼンという超大型書店へ足を運び、実際にPython初心者向けに書かれた色々な入門書籍と内容を比べて購入しました。

他の本と比べても書いてある内容がわかりやすく、ワンポイント解説も豊富でとても見やすいと感じたことが購入の決め手になりました。

Pythonを使いこなせるようになった今になって見返してみても、かなり良い内容で、変数、関数、クラス、オブジェクトといった、Pythonプログラミングをする上で欠かせない概念をイチから丁寧に解説しています。

このような概念はPythonプログラミングのみならず、他のプログラミング言語でも使うものなので、
プログラミングの基礎力をつけるという意味でも、これらの概念をしっかりと理解することは重要です。

そのための最初の1冊として「確かな力が身につくPython「超」入門」は自信をもってオススメできる1冊だと考えています。

たのしいプログラミング Pythonではじめよう!


たのしいプログラミング Pythonではじめよう!

この本もプログラミングをまったくやったことが無い人にオススメしたい、Python初心者向けの本です。

この本の特徴は、Pythonを使ってゲームの製作をするという内容で、ゲームを作りながら基礎的なプログラミング能力を身につけることができます。

書籍の構成がゲームを作りながら学べる内容になっている点はとても大きなメリットです。
なぜなら、何かを作りながら学べる内容になっているとゴールがはっきりしているため、プログラミング初心者でも継続しやすく、挫折しにくいのです。

また、この本は、変数、関数、クラス、オブジェクトといった基礎的な概念を学べることはもちろん、「アルゴリズム」の考え方まで学べることが大きな特徴です。

アルゴリズムという概念はPythonのみならずプログラミングというツールを使いこなすためには非常に重要な概念ですので、これを初心者向けの書籍で学べるというメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

Pythonプログラミングパーフェクトマスター


Pythonプログラミングパーフェクトマスター (Perfect Master)

この本は、プログラミングをまったくやったことがない初心者が最初の1冊目として買うには少しハードルが高い本です。
しかしながら、さきほどご紹介した「確かな力が身につくPython「超」入門」や「たのしいプログラミング Pythonではじめよう!」といった、最初の1冊を終わらせたあとの2冊目として買うには丁度よい内容となっています。

この本で学べるもっとも重要な概念は、「配列」だといえるでしょう。
本当の入門用書籍において、配列はさらっと紹介されている程度で、実際にどのような使い方をするのかについてはあまり書かれていません。

しかし、この本では、チャットボットの開発をしながら配列の扱い方を完璧にマスターできるような内容となっており、プログラミングにおいて非常に重要な「配列」という概念をしっかりと吸収できるようになっています。

本の表紙ではAIプログラミングなどと銘打ってはいますが、この本で本格的なAI開発を学べるかというとそうではなく、Janomeと呼ばれる形態素解析ライブラリの使い方やマルコフ連鎖の作り方について解説している程度です。

ですので、この本は「配列」という概念を習得するためのものというのが僕の評価です。
配列という概念も、Pythonのみならず他のプログラミング言語を使うときも非常に重要なので、しっかりと習得しておいて損はありません。

そして、もう一つオススメしたいポイントとして、チャットボットの製作を通じて学べる構成になっているという点です。

プログラミングとは、何かを作るためのツールですので、何かを作りながら覚えるのが最も身につきやすいのです。
この本の内容は、それに即した内容となっておりますので、この本を攻略したあと、あなたの基礎力は驚くほど向上しているはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
この記事では3冊のPython初心者向けの本をご紹介してきましたが、ほかにもたくさんあるのは事実です。

けれども、あれもこれも紹介してしまったら逆に迷いますし、色々読んできた中でプログラミング初心者にとってベストだと思える3冊をチョイスしました。

プログラミングは身につけると、本当にいろいろなものが作れるようになるので、視野が大きく広がります。
創造意欲も大きく刺激されるので、趣味で身につけるのもよいでしょう。

でも、今から勉強するもの遅いかも・・・なんて思うかもしれませんが、そんなことはありません。
何かを始めるのに遅いなんてことはありませんし、プログラミングを始めるなら、あなたにとっては今日がいちばん早いことは間違いありません!

ぜひ、あなたも1冊購入して、プログラミングをはじめてみましょう!